イソップ物語に「蟻とキリギリス」があります。 働き者の蟻は、暑い夏中せっせと食糧を集めて、寒い冬に備えていましたが、キリギリスは、蟻が働くのを横目で見つつ、その間中大好きなバイオリンを弾き続け、とうとう着の身着のままで、冬を迎えました。 キリギリスは食べ物も無くお腹が空いて虫の仲間の家を訪ね無心して回りましたが、どの虫からも余裕がないと断られました。 そこではキリギリスは、止むに止まれず、蟻の家に無心に行き、蟻の好意で、やっと食べ物にありついたと言う話です。ただこの結末には色々あるようです。
戦後(1945年)〜1997年4月に出版されたイソップ寓話107冊のうちアリがキリギリスに食べ物を分けてやらない話
(65冊)食べ物を分けてやる話 (31冊)食べ物をやったかどうか判らないい話 (11冊)だそうです。
最近のサブプライムローンに発する社会事象には、このイソップ物語の寓意のように色々考えさせられます。
ご寄稿有難う御座いました。(HO)